今回のご依頼は、テキスタイルデザイナー様からの特注オーダー。やり取りはすべてメールと図面・イラストの共有で進行しました。「素材の組み合わせ」「納まり」「縫製仕様」などをオンライン上で擦り合わせ、お部屋の建築設計段階から、布の表情をデザインとして取り入れるプランです。
リビングの間仕切りには、ハトメスタイルのカーテンを採用。天井付けのレールに直接吊ることで、布が天井からまっすぐに落ちるようなダイナミックな印象に。
ハトメの金属リングと布の質感の対比が生み出す陰影が美しく、
まるで建築の一部として存在す布の壁のようです。
生地の落ち感を最大限に生かすため、自社縫製にて1cm単位でヒダのピッチや裾長さを調整しました。
今回使用した生地は全て、テキスタイルデザイナー様が独自に染色・加工を施した特別な生地。
その風合いや発色を最大限に生かすため、IROHAの自社縫製工房で生地の状態を確認しながら、縫いテンション・針目・裾の重なりまで細かく調整を行いました。




